合成繊維の不織布にアスファルトを含浸、コーティングしたルーフィングシートを貼り重ねる工法です。ルーフィングシートを 積層することにより優れた防水層が形施されます。貼り合わせには「熱工法」、「トーチ工法」、「常温工法」があり、いずれも防水層が厚く連続しているため、ばらつきが少なく、信頼性の高い工法です。耐用年数は18~20年前後です。(5年前後に1度のメンテナンスが必要です。)ただし、重量がかさむため施工場所の強度を考慮する必要があります。
<施工の流れ:トーチ工法>
撤去
既存の防水層を撤去します。出来映えを左右する工程なので、丁寧に作業します。防水層の劣化具合によっては、そのまま上から施工することもあります。
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下地処理
きれいに清掃し、ひび割れの補修や不陸(凸凹)の調整を行います。その後、十分に乾燥していることを確認します。
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プライマーの塗布
下地と防水シートを密着させるためにプライマーを均一に塗布します。
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シートの貼り付け
ガスバーナーでシート裏面のアスファルトと下地をあぶり、熔解させながら貼り合わせていきます。角部や端部は強度を高めるために、増し貼りを行います。
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改修ドレンの取付
雨水を外へ逃がすためのものを取り付けます。排水を円滑にすることで建物の防水性能を高めます。
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トップコートの塗布
防水層の保護のためにトップコートを塗布し、完成です。
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