屋根は日々紫外線や雨風にさらされています。建物の中でも最も過酷な環境下にあると言っても過言ではありません。塗装は外観だけでなく、建物を保護することが一番の目的となります。お住いの屋根を保護している塗膜が劣化してしまうと、屋根が直接、紫外線や雨風を受けてしまい家自体が傷む原因となります。また、メンテナンスは”10年に1度”と言われますが、屋根材、塗料の材質、塗料の色等により違いがあります。普段目にすることがないだけに定期的な点検と早めのメンテナンスが不可欠となります。塗装による防水性が失われると雨漏りが進行して、家の内部が腐食し、耐久性を下げてしまう恐れがあります。
<施工の流れ:塗替え>
足場
施工作業を安全かつ確実に実施するために足場を組みます。足場の費用は決して安くありませんので同時に外壁塗装もおすすめします。
1
下地処理
屋根材と塗膜の間にザビなどが介在すると塗装が長持ちしませんので丁寧に落としていきます。ひび割れがある場合は、補修を行います。トタン屋根などの金属屋根は塗装の密着をより良くするために細かなキズをつけます。
2
高圧洗浄
下地処理後さらに汚れやほこり等の汚れを落とします。
3
下塗り
サビ止め効果のある塗料と仕上げ材の密着を高めるためにプライマーを塗布します。
4
中塗り
下塗りを紫外線から保護するために中塗り塗料を塗布します。
5
上塗り
中塗りと合わせて最低2回は塗布します。下塗りを紫外線から保護するために中塗り塗料を塗布します。
6
仕上げ
スレート瓦の屋根では「縁切り」をして完成となります。縁切り:屋根材の重ね目に隙間を作ること。
7