下地処理の重要性(コンクリート床)
下地処理は、塗床を施工する前に床面の状態を整える必要不可欠な処理です。施工後の床の品質を長期にわたって維持するために、一番重要で多くの時間を要する工程です。ここで手を抜くと仕上材がしっかりと密着せず塗膜が剥がれやすく、すぐに劣化してしまいます。下地処理を丁寧かつ適正な工法で、床材のひび割れや亀裂をしっかりと補修することで、耐久性のある平滑で美しい表層面が得られます。専用の機器を使用し、既存の床材や現場に最適な工法で下地処理を行います。また、研削は集塵機を連結することで粉塵の飛散を防ぎ、クリーンな環境を保つことができます。以下に各種下地処理(床面)の内容をご紹介いたします。
❄ 水平研削
既存塗膜や脆弱層を切削、研磨で撤去することにより、強度のあるコンクリート表面が現れ、 床の凸凹も平坦化され接着性、耐久性が向上します。
❄ はつり研削(縦回転)
縦回転研削は特殊ブレードを回転させ 遠心力で強力な打撃を加え硬い塗床材を除去できます。 全面にわたり均等に目荒らしができるため、モルタル施工や厚膜施工の塗床の下地処理に適しています。
❄ 接着剤除去
❄ 接着剤除去、 雨打たれ 平滑研磨
三軸遊星回転水平研磨による既存塗膜研磨除去、接着剤除去、雨打たれコンクリートの平滑研磨など単軸水平研磨よりきれいな仕上がりになります。
❄ 塩ビタイル除去
白のりに比べエポキシウレタン接着剤は非常に強固なためハギ取りには時間と労力がかかります。
❄ 壁際の処理
❄ エポキシ樹脂注入工法
構造物や外壁、床に発生したひび割れには、エポキシ樹脂の低圧注入を行います。