外壁は屋根同様外部にさらされているため、環境の影響を受け劣化しやすい箇所です。見た目の美しさのみならず外壁に最適な塗料と適切な工法により自然の要因から家を守るために塗装が施されます。また、その塗装も過酷な外的要因により少しづつ劣化しチョーキング現象(指で触ったとき白い粉が付着)を経て、その後防水性が失われ、壁材がモルタルではひび割れ、サイディングでは継ぎ目に隙間ができて建物への水分の侵入が懸念されます。塗装の塗替えは一般的に8~13年に一度と言われています。

塗料の耐久性

フッ素樹脂シリコン樹脂塗ウレタン樹脂アクリル樹脂
耐用年数14~20年
耐久性に最も優れる。
価格は高い。
耐用年数11~15年
耐久性に優れる。
コスパ的には良い。
耐用年数7~10年耐用年数5~7年

<施工の流れ>

足場の設置

施工作業を安全かつ確実に実施するために足場を組みます。足場の費用は決して安くありませんので同時に屋根塗装もおすすめします。

STEP
1

高圧洗浄

汚れやほこり、コケやカビを隅々まで洗い落とします。

STEP
2

養生

サッシや窓ガラスなどの開口部に塗料などの薬剤が付着しないように全体をビニール等で覆います。

STEP
3

シーリング、エポキシ樹脂注入など

劣化状況によりサイディングの目地やサッシ周りの防水対策としてシーリングの打ち直しや打ち増しをします。また、ひび割れがある場合はエポキシ樹脂の低圧注入で補修します。そのほかにモルタルの浮きや鉄筋の状態なども確認し補修をします。

STEP
4

プライマーの塗布

仕上げ材との密着を確保するためにプライマーを塗布します。

STEP
5

中塗り

紫外線から保護するために仕上げ塗料の1回目を塗布します。

STEP
6

上塗り

中塗りが終わったら、仕上げ塗料の2回目の上塗りを行います。完成です。

STEP
7

外壁の劣化症状が現れたら、早めの改修で費用を安く抑えることができます。外壁の反り、剥がれ、浮きなどは外壁の張替や重ね貼りを伴うこともあります。費用を抑えるためには、早めのメンテナンスが肝心です。